甘く考えてた
訳じゃない
そんな簡単に
コツを覚えれるなんて
思ってなかった
だから
想定内
それでも
自分の成長具合を
冷静に考えると
凹む
釣好きのおじさんが
釣った魚を三枚に
無難におろす
その程度かな・・・
あとは
事務所や
オープン前の練習
それで
自信へと
変えて行くしかない
武者修行
最終日
わかめ養殖の作業場の
(長さん)に別れを告げ
漁港の周辺を
撮影してから
「さかなのみうら」へ向かった
休みの日なのに
泊った民宿の若奥さんや
業者の人が魚を買いに来てた
「かんぱちを三枚におろして」(三浦さん)
「はい」(おやじ)
かんぱちクラスなら
少し自信を持って包丁が動く
「頭に肉を残し過ぎだなぁ・・・」(三浦さん)
「あっ はい」(おやじ)
「こう包丁を入れて こう滑らすと こうなるでしょ」(三浦さん)
「はい」(おやじ)
まだまだのようだ・・・
途中で
セルフィッシュの
厨房機器の面倒をみてくれた
パナソニックの
(佐藤さん)が
様子を見に来てくれた
「どうですか?」(佐藤さん)
「やればやるほど凹みますね」(おやじ)
(佐藤さん)と
苦笑い
「お造りの切り方を教えるから」(三浦さん)
「はい」(おやじ)
(ほっしん)と二人並んで
(三浦さん)の手さばきを見る
不思議なくらい
包丁が滑っていき
均等に綺麗に
お造りが切りだされる
見てると簡単そうなのに
包丁を握ると
上手く行かない
幅もマチマチだし
切り口が綺麗じゃない
「そんな切り方だと 損ばっかりしますよ」(三浦さん)
昼ごはんを食べに
「さんさカフェ」に行き
(智ちゃん)と別れを告げ
飛行機の時間を気にしながら
イカの調理の仕方や
さんまのお造りを教えて貰う
「じゃ そろそろ行きます」(おやじ)
握手をして
「仕事の邪魔ばっかりで 本当に申し訳ありません」(おやじ)
挨拶をする(おやじ)の目を
またあの優しい目で見る(三浦さん)
車は南三陸町から
石巻を経由して
仙台空港へ
左手には
少し雲のかかった
夕日が沈もうとしている
トイレ休憩で
パーキングに入ると
(嶋津さん)から電話
「今 どの辺りですか?」(嶋津さん)
「石巻を過ぎて・・・今松島辺りです」(おやじ)
「じゃ 空港で会いましょう」(嶋津さん)
武者修行の初日しか
顔を合わさなかったので
見送りに来てくれるらしい
レンタカーを会社に返し
空港の建物に入ると
(嶋津さん)が現れた
「これ 飲んでる時に言ってた 笹かまぼこ」(嶋津さん)
「えぇ?わざわざ?ありがとうございます」(おやじ)
「さかな屋 頑張ってくださいね」(嶋津さん)
「ありがとうございます」(おやじ)
(嶋津さん)と別れ
ゲートの中に入り
(ほっしん)とベンチに座る
疲労感と
脱力感
何気に
フェイスブックのページを開くと
「南三陸町応援団」の
仙台支部長の(カズヤくん)から
メッセージが届いてる
「カズヤくんが空港に向かってるってぇ!」(おやじ)
「でも ゲートの中に入っちゃってるやん」(ほっしん)
見渡すと
ゲートの中と外を
電話で会話出来るブースがある
そこに来てくれたら・・・
判るかな・・・
大きな三脚を手に
(カズヤくん)が現れた
硝子越し
電話で
男二人
30分以上
多分
周りの人達は
気味悪い状況
正直
見つめ合っては
恥ずかしすぎる
でも
とっても
嬉しかった
武者修行で
疲れた身体と心で
思い返す
(三浦さん)や
奥さんの(ハマちゃん)
「さかなのみうら」の
スタッフの人達
ワカメの(長さん)
「さんさカフェ」の(智ちゃん)
漁業組合の会長さんや
周りの人達
そして
一緒に武者修行した
(ほっしん)
みんなに
支えられてるって
思い知らされた旅だった
そうそう
最後まで上手におろせなかった銀鮭は
切り身や柵で送ってもらうから
ご安心くだされ
みちのく武者修行
おわり
こんな(おやじ)は
ほとんどここにいます
↓
【 S E L F I S H 】
神戸市灘区水道筋6-3-3
ライオンズマンション王子公園第3
078-802-6580
http://www.selfish-collection.com/
本日の(おやじ)のフォト↓
http://www.selfish-collection.com/photo.php
本日の「おやじの寝言」↓
http://ameblo.jp/oyajiphoto/
セルフィッシュは宮城県南三陸町の
「さかなのみうら」を支援しています
いやぁ
「さかなのみうら」に
支援されています(>_<)