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12月31日 木曜日。
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    29日の火曜日
    北山植物園が正月休みになっていたので
    六甲山に行く事にした。



    車の温度計が
    ドンドン下がっていく。

    見晴らしの良い場所を見つけては
    車を路肩に停めて
    さっさと撮影をする。

    西宮からほんの数分車を走らせただけで
    こんな自然に触れられるなんて
    ある意味幸せな事だ。

    冬の陽射しは
    木々の間から優しい光を投げかけて来る。

    頂上付近の駐車場に車を入れて
    そこからは徒歩で階段を上って行く。

    やはり体力が落ちた事を痛感する。

    今年最後の撮影だと
    少しセンチメンタルになっていた(おやじ)を
    晴れ渡った大阪湾が慰めてくれた。



    (おやじ)が上った道の反対側から
    人の話し声が聞こえてきた。

    初老の男の人3人が
    楽しそうに話しをしながら登って来た。

    「おはようございますぅ!」(おやじ)
    「あぁ、こんにちはぁ〜!」(初老Aさん)
    「おぉ、立派なカメラで良い景色が撮れましたかぁ?」(初老Bさん)
    「わしの息子もカメラが趣味でねぇ〜!」(初老Cさん)

    一言挨拶しただけなのに
    初老3人組みは立ち止まって
    (おやじ)を囲んでの会話になった。

    「どこから登って来られたんですか?」(おやじ)
    「六甲山を縦貫してるんだよぉ〜!」(初老Aさん)
    「もう、歳だから、何回かに分けて登ってるんだよぉ〜!」(初老Bさん)
    「それも、今日が最終日になってしまってねぇ〜!」(初老Cさん)
    「それはそれは、お疲れ様でした」(おやじ)

    少し話しが途切れた。



    「次はどの山に登ろうかなぁ〜!」(初老Aさん)
    「もう、足腰がゆう事を聞いてくれないからなぁ〜!」(初老Bさん)
    「今日で最後かも知れないなぁ・・・」(初老Cさん)
    「そんなぁ、まだまだ、お若いのに頑張ってくださいよぉ〜!」(おやじ)

    少し照れた顔で
    3人同時に鼻水を手で拭った。

    「僕の親父は80歳を過ぎてますが山にも行きますよぉ〜!」(おやじ)
    「おう、そうか、先輩が頑張っておられるのなら我々も頑張るかぁっ!」(初老Aさん)

    どうも初老Aさんが
    リーダー的存在のようだ。

    しばらく話しをして初老3人組と別れ
    (おやじ)は撮影の続きを・・・



    すると嫌なものが目に入った。

    人間って
    ほんとに自分勝手だ。

    綺麗な景色の足元に
    何で平気でゴミを捨てるのだろう。

    自分が感動したら
    次に来る人の感動を潰しても良いのか?

    飲んだお茶やジュースの缶
    それにお菓子の袋
    それに混じって生活ゴミ。

    ひとつのゴミが次のゴミを呼ぶ。

    自分だけじゃなく
    他人にも同じ感動を分けあう。

    人間だけが生きてるんじゃなくて
    動植物も生きているんだ。

    足腰が弱くなった初老の人が
    せっかく登って来ても
    このゴミだらけの景色を見て・・・



    いろんな事を考えさせられる
    今年最後の撮影だった。

    2010年は地球上全てのものが
    小さくても幸せに生きられますように・・・


    今年もダラダラと長い「おやじのつぶやき」を
    御愛読して頂いて
    本当にありがとうございます。

    2010年セルフィッシュの営業は
    1月4日からとなります。


    どうぞよろしくお願い致します。








     

    | - | 12:24 | - | trackbacks(0) | pookmark |
    12月30日 水曜日。
    0

       
      ただ、日付が変わるだけなのに



      「今年もお世話になりました、来年もよろしくお願いします・・・」

      歩きながら
      知り合いに会うと
      年末の挨拶をする。

      「もう、今年は来れないよぉ〜!来年もよろしくね〜!」

      馴染みの店を出る時に
      店主や常連客達に
      年末の挨拶をする。

      ただ、一日が過ぎるだけなのに
      どうしてこんなに来年まで会えない事を
      寂しく思うのだろう。



      「もう、今年も残すところ数時間・・・」

      何だろう
      この忙しなく
      そして切ない気持ち。

      今年出来なかった事を
      来年の励みにすれば良いのだけど・・・



      日が暮れて
      街並みに人影が減ると
      賑やかだった昼間の喧騒を懐かしく思う。

      街路樹のイルミネーションも
      クリスマスが過ぎると色褪せて見える。

      冷たい夜の空気を
      胸一杯に吸い込むと
      鼻の奥がツーンとして涙が浮かんだ。

      | - | 14:50 | - | trackbacks(0) | pookmark |
      12月29日 火曜日。
      0

         
        今日は今年最後の火曜日

        少し雲もあるが
        撮影日和・・・



        撮影納めとして
        恒例の北山植物園に向かった。

        あぁ・・・

        車止めのポールが立ち
        玄関には鉄の扉が・・・

        そうかぁ
        植物園にも正月休みがあるんだぁ・・・

        仕方が無いので
        六甲山に上って店に向かう事にした。

        その時の話は
        また今度という事で・・・



        店に来て
        パソコンを立ち上げると
        エラー表示が・・・

        最近インストールしたソフトが復元出来なくなると
        パソコン画面に出た。

        なんだよぉ
        せっかく昨日買った画像処理ソフトを
        勉強しようと思っていたのに・・・

        まぁもう一度
        インストールし直すかぁ?

        ところが
        何だか上手くいかない。

        何度もインストールしては
        開かないソフトにイライラしだした。

        まだ「一押し」も「おやじのつぶやき」も
        アップしていないのに・・・

        と、そこに

        「ササキさんって知ってますか?」(ほっしん)
        「ん?誰や?」(おやじ)

        ブランドの営業の(ササキさん)なら
        (ほっしん)もわざわざ聞いて来ないだろう

        もう、誰やぁ、イライラしている時に・・・

        (おやじ)は不機嫌な顔を
        何とか消しながら表に出て行った。



        「おう、久しぶりぃ〜!」(ササキくん)
        「おうっ、どないしたんやぁ〜!」(おやじ)
        「いやぁ、神戸の友達の家に行くので寄ったんやぁ」(ササキくん)

        幼馴染の(ササキくん)とは
        去年の6月の同窓会で
        何十年振りかで会った。

        確かその時に
        名刺は渡したと思うのだが・・・

        びっくりしながら
        近況報告をした。

        「そうやぁ、正月2日、実家にいっぱい集まるでぇ〜!」(おやじ)
        「2日に帰ろうかと思ってたんやけど、何とか調整して訪ねようかなぁ〜!」(ササキくん)
        「ほんま、おいでよ、ショウちゃんもプリキっさんも来るでぇ〜!」(おやじ)

        画像処理ソフトが動いてくれない事が
        一気に頭から消えた。

        嫌な事でイライラするより
        その先の楽しい事を考えて・・・

        あぁ、昨日と内容が
        似ている事なんか考えないのっ!

        そう、もっと先の事を
        考えてねぇ。

        正月のプチ同窓会が
        楽しみだなぁ・・・

        | - | 14:15 | - | trackbacks(0) | pookmark |
        12月28日 月曜日。
        0

           
          今朝、キャサリンハーネルに行くと
          モデルをしてくれている(ヒラオカさん)が来店。



          年末の忙しさを
          楽しそうに喋ってくれる。

          「昨日は奈良にあるお墓の大掃除だったのよぉ〜!」(ヒラオカさん)
          「奈良は大晦日の夜から初日の出の撮影に行くんですよぉ〜!」(おやじ)
          「情緒があって素敵なところよねぇ〜!」(ヒラオカさん)
          「奈良の何処にお墓があるんですか?」(おやじ)
          「法隆寺の近所なんだけど、おやじは何処に撮影に行くの?」(ヒラオカさん)
          「宇陀ってところですよぉ〜!」(おやじ)

          法隆寺と宇陀では
          少し離れている。

          「週間天気予報ではお正月はマイナス3度って・・・」(おやじ)
          「マイナスって、氷点下ですやんっ!」(あやのすけ)
          「でも、明日香村では菜の花がチラホラ咲いてるらしいねんでぇ!」(おやじ)
          「もう咲いているのぉ?」(ヒラオカさん)



          ある写真サイトに
          明日香村の畦道に咲く花が載っていた。

          葉の落ちた柿木の実と
          一緒に写る菜の花が素敵な写真だった。

          「もう、一日一日春に近付いているのよねぇ〜!」(ヒラオカさん)
          「春って、まだこれから本番の冬ですよぉ〜!」(あやのすけ)
          「あら?可笑しな事言ったかしら?」(ヒラオカさん)
          「だって、まだ12月ですよぉ、1月2月の寒い日が来るのにぃ・・・」(あやのすけ)

          冬本番を飛び越えて
          春を想像してキラキラした目で
          (ヒラオカさん)は喋る。

          「だって、春が間違いなく近付いてるって事でしょ?」(ヒラオカさん)
          「やぁぁ、その考えは素敵やなぁ〜!」(おやじ)



          目先の嫌な事を考えるより
          その先にある楽しい事を想像する。

          そんな風に生きているから
          いつも元気で素敵なんだろう。

          解っているつもりで
          なかなかそんな風には考えられない。

          でも、何だか忙しない年末に
          良い考えを教えられたなぁ・・・

          ほら、梅の枝の蕾も
          ほんの少し膨らんでいる。



          | - | 14:18 | - | trackbacks(0) | pookmark |
          12月27日 日曜日。
          0

             
            今年の春先
            友達の(ハンカチおやじ)に会った時
            ITの専門家としての意見を聞いた。

            もちろんセルフィッシュのホームページの事。



            「凄く綺麗でシンプルなんやけど・・・」(ハンカチおやじ)
            「ほんで?ほんで?」(おやじ)

            (おやじ)は褒められる言葉を期待した。

            「機能していないページもあるでしょ?」(ハンカチおやじ)
            「えぇ?もしかして・・・スポットのページ?」(おやじ)
            「そう、まぁ、忙しいんやろうけど・・・」(ハンカチおやじ)

            (おやじ)が口に出そうとした言い訳を
            先に言われて口籠る・・・

            「あのページの撮影は俺の都合だけじゃなくて・・・」(おやじ)
            「店の都合もあるんでしょ?」(ハンカチおやじ)
            「お客さんで賑やかだと撮影出来ないしなぁ・・」(おやじ)
            「営業前とか閉店前とか・・・」(ハンカチおやじ)



            ホームページを開設した当初は
            張り切って取材を兼ねて出掛けた。

            最近はコレクションの撮影後に
            モデルさんと出掛ける事が多いので
            深夜の11時前に店に行く事が多い。

            疲れているし
            撮影に夢中になって
            モデルさんを放っておけない。

            それに画像が全部で14枚分要る。

            と言い訳は
            いくらでも出てくるが・・・

            本当は食べるのと飲むのと喋るのに
            夢中になっている。



            んで、
            (ハンカチおやじ)に言われた事を
            気にしながら手付かずのままだった・・・

            昨日の「おやじのつぶやき」で
            「銀香魯」の事を取り上げた。

            そしてまた
            スポットのページの事を思い出した。

            今年やり残した事の
            沢山ある中のひとつ。

            来年は暇を見つけて
            少しずつ増やして行こうと
            心に誓った・・・

            本当に誓った?

            多分・・・


            | - | 13:25 | - | trackbacks(0) | pookmark |
            12月26日 土曜日。
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              24日のイブの夜
              (おやじ)は筆頭妹分の(タバチ)と
              三宮の街に出掛けた。

              行き先は「銀香魯」(ぎんこうろ)。



              ヤフーのグルメサイトで
              「黄金屋」を見つけ
              店長の(クボくん)とも仲良くなって
              頻繁に通うようになった



              ある忘年会の時
              予約を入れようとすると
              (クボくん)に電話をすると

              「すいません、今日は満席なんですぅ」(クボくん)
              「そうかぁ、忘年会シーズンやもんやぁ〜!」(おやじ)
              「あのうちのオーナーの店はどうですか?」(クボくん)
              「空いてるなら、そうしようかなぁ〜!」(おやじ)



              「黄金屋」に通い出してすぐに
              凄く気さくなオーナーと会っていたので
              「銀香魯」にも一度行きたいと思っていた。

              「黄金屋」より少し大人な雰囲気の「銀香魯」。



              金目鯛の煮付けは
              雄叫びを上げるくらい美味しい。

              (タバチ)と過ごすクリスマスイブ
              それなら「銀香魯」に行こうと予約していた。

              もう、いちいち講釈を垂れるより
              写真を見て欲しい。



              全ての料理が
              (おやじ)好みの薄くて上品な味。

              ガッツリも食べるのも良し
              会話と味を楽しむも良し。



              「オーナー、絶対無いと思うねんけど、クリスマスケーキは?」(おやじ)
              「用意してましたよぉ〜!」(オーナー)

              何と和食の「銀香魯」のテーブルに
              何故かクリスマスケーキが運ばれた。

              あっ、これは普段は用意されていない。



              でもほんと美味しい料理を
              お腹がいっぱいになるまで食べた。

              どう、写真もなかなか美味しそうに撮れた?

              「タニさん、撮った画像データーって売ってくれます?」(オーナー)
              「やったねぇ、また仕事が出来たねぇ?」(タバチ)
              「クボくんの写真とブログの師匠ですもんねぇ〜!」(オーナー)

              頼り無い師匠で
              すいません。



              「銀香魯」(ぎんこうろ)

              078−333−8199
              〒650-0004 兵庫県神戸市中央区中山手通1-13-2 木村ビル1F

              JR三ノ宮駅 西口 徒歩5分 
              阪急神戸本線三宮駅 東口 徒歩5分

              予約を入れて
              訪ねて欲しい。

              その時に
              たにさんのブログを見た
              もしくは、たにさんの店の常連ですと伝えると・・・

              何度も注文を聞きに
              テーブルに来てくれる?かも?

              嬉しく無い?

              あとは(オーナー)気持ちという事でっ!


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              12月25日 金曜日。
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                わぁ・・・もうクリスマスぅ・・・

                もう今年も1週間を切った
                結局やり残した事だらけ・・・



                新たに挑戦した事も
                沢山あるが・・・

                でも、今から考えると
                勿体無い一年だったかも・・・

                毎年そんな事を考える年末だが・・・

                っていう事は
                毎年成長していないのかも?

                また来年の年末
                同じ事を「おやじのつぶやき」に書かなくて良いように
                毎日大切に暮らしていきたい。

                と、去年の年末も
                確か・・・



                人間って
                なかなか反省を活かせない

                後悔した事を
                また同じように繰り返す。

                大風呂敷を広げて
                マニフェストを展開しておきながら
                その実行に四苦八苦。

                そうこうしている間に
                隠していた汚点が発覚する。

                他人がしている事には
                意見を言えるのだが
                いざ自分がするとなると・・・

                今年の反省を来年に活かして
                少しは良い年になって欲しい。



                う〜ん
                今日は一体何が言いたいのか?

                まだまだ成長しなければ・・・


                | - | 14:25 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                12月24日 木曜日。
                0

                   
                  世間で言われている
                  クリスマスイブイブの昨日の夜
                  常連さんの(Mさん)とその友達の(えっちゃん)と
                  仲良しの「黄金屋」で飲んだ。



                  クリスマスライブパーティにも参加してくれたので
                  料理を食べながらの会話は
                  その時の話題へと進む。

                  「あの時カウンターに立ってた帽子を被ってた人って誰?」(Mさん)
                  「ずっと、Mさんが気にしてたんですよぉ〜!」(えっちゃん)
                  「あぁ、あいつは高校時代からの友達でおやじ2やでぇ〜!」(おやじ)

                  常連さんとその友達
                  それにメーカーの営業さん達に囲まれて
                  一人浮いていた(おやじ2)。

                  居場所に困って
                  ずっとカウンターに凭れて立っていた。

                  「それが何か孤独な男風で気になってね〜!」(Mさん)
                  「あぁ、それはあいつの作戦かもなぁ〜!」(おやじ)
                  「今度、一緒に飲む機会を作って欲しいなぁ〜!」(Mさん)



                  (おやじ)は時計を見た。

                  21:04
                  まだ寝ていないだろう。

                  (おやじ2)に電話してみた。

                  「おう、どうしたんやぁ?」(おやじ2)
                  「お前、今何してるん?」(おやじ)
                  「パジャマに着替えて年賀状を書いてたんやぁ」(おやじ2)
                  「実はパーティに参加してた人と飲んでるんやけど」(おやじ)
                  「そうなんやぁ〜ええなぁ〜!」(おやじ2)
                  「その人がお前に会いたいって言うてるんやけど」(おやじ)

                  もうパジャマに着替えてるのなら
                  呼び出すのは無理かなぁ・・・

                  「へぇ〜、三宮で飲んでるんか?」(おやじ2)
                  「そうやで、飛んで来いよぉ〜!」(おやじ)
                  「おう、じゃぁ、10時過ぎくらいに着くと思うわぁ」(おやじ2)

                  えぇ、ほんまに来るんかぁ?

                  だって、(おやじ2)は
                  大阪の藤井寺に住んでいる。

                  「来るって言うてるでぇ〜!」(おやじ)
                  「ほんまぁ、どうしようっ!」(Mさん)



                  本当に10時過ぎに
                  (おやじ2)は現れた。

                  ある意味盛り上がり
                  ある意味・・・

                  だから、パーティ会場は薄暗くて
                  こんな(おやじ)でもカッコ良く見えたのだ。

                  ゲレンデの恋は街で醒める。

                  黄金屋の店内が
                  もっと薄暗かったら・・・

                  わざわざ藤井寺から
                  寛いでるところを呼び出したのに・・・

                  「飛んで来たほうが、お前のブログのネタとして良かったやろ?」(おやじ2)

                  (おやじ2)はイブイブに現れた
                  ウケ狙いのサンタクロース。

                  ほんと良い奴なんだ。

                  ほんと、ありがとう。


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                  12月23日 水曜日。
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                    昨日の夕方
                    用事で三宮に出た。



                    ビルや柱の至る所に
                    イルミネーションが輝いている。

                    子供の頃は
                    ワクワクしていたクリスマス。

                    大人になっても
                    しばらくはソワソワしていた。

                    でもここ最近は
                    車のラジオや街角の装飾で
                    クリスマスを思い出す程度だ。

                    何でだろう・・・?

                    そうかぁ
                    子供の頃はサンタを待ち焦がれ
                    お正月のお年玉に期待した。

                    貰う側から渡す側に変わったから?



                    道行く人の波も
                    不景気のせいか
                    何処となく足取りが重そうだ。

                    政権が代わって
                    何か良い事が起こると信じていたのに・・・

                    何だぁ?この有り様はっ!

                    用事を済ませて車を走らせていると
                    (おやじ)でも着れる大きな服を売るメンズの店が見えた。

                    そうだ

                    (親父)と正月撮影する時の
                    ダウンが無いって言ってたなぁ・・・

                    どんなに寒いのか
                    想像以上だろう・・・



                    車を端に停めて
                    SALEと書かれた紙を見つめる。

                    店の入り口付近を
                    暇そうにウロウロする店員と目が合った。

                    入って来て欲しそうに
                    (おやじ)を見つめる店員。

                    同業者の苦しみは
                    痛いほど判る。

                    車から降りて
                    店に近付くと・・・

                    「いらっしゃいませっ!」

                    満面の笑みを顔に浮かべ
                    (おやじ)を出迎える店員。

                    「俺が着れるくらいの大きなサイズのダウンのコートはあるかなぁ?」(おやじ)
                    「大丈夫ですっ、ありますよぉ〜!」(店員)

                    (おやじ)の出費で
                    この店と(親父)を
                    ほんの少し暖かくする事が出来た?

                    鳩山さん
                    最近テレビに映る顔
                    変だよっ!

                    目が宙を彷徨ってるぞっ!

                    国民も
                    路頭に彷徨ってるんだぞっ!

                    しっかりしろよぉっ!



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                    12月22日 火曜日。
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                      時々通る道。



                      この時期が来ると
                      暗い夜道の一角に
                      明るい家がある。

                      普通の家の壁や庭に
                      クリスマスのイルミネーション。

                      もう何年も前から続いている。

                      (おやじ)はいつも車をゆっくりと走らせて
                      斜めに見ながら楽しんでいる。

                      今夜は車を停めて
                      しばらく眺めていた。

                      そして(おやじ)は
                      勝手な妄想を膨らませる・・・



                      結婚して
                      子供が生まれて
                      お父さんは夢を実行する。

                      綺麗なイルミネーションの事も
                      まだ判らない赤ちゃんの為に
                      残業を早めに切り上げて家に帰る。

                      手には沢山の電飾の箱が入った紙袋。

                      奥さんは呆れて
                      ただ作業を眺めている。

                      家の壁を這うイルミネーションが
                      赤ちゃんの目に綺麗に写り込む。

                      奥さんも嬉しそうだ。

                      だから次の年から
                      もっと電飾を買い込むようになる。

                      どんどん大掛かりに輝きだすと
                      お父さんは嬉しくて仕方がない。



                      子供も成長し
                      イルミネーションの作業を手伝うようになる。

                      毎年恒例の
                      一家総出の作業へと変わる。

                      新しい電飾を
                      お父さんが買ってくると
                      それを加えてバージョンアップ。

                      家族の笑い声が
                      寒い中での作業を楽しくする。

                      「おい、そこをもっと引っ張れよぉ〜!」
                      「だって重いんだもん」
                      「何だぁ、まだまだ力が無いなぁ〜!」



                      ほんわか暖かい気持ちになって
                      (おやじ)は小さなクリスマスを楽しんだ。



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                      12月21日 月曜日。
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                        いつもの年なら
                        年末には妹の(きよっぺ)家族が
                        北海道から実家に帰省して賑やかになる。



                        でも今年は
                        いろんな事情から
                        正月が明けてから来る事になった。

                        新年を迎える瞬間の炬燵での会話
                        元旦の日のトイザラスへの買い物
                        それにバッティングセンターでの練習

                        それらが無くなった。

                        何だか・・・
                        府抜けた気分だ。

                        両親と(おやじ)だけで
                        新年を迎える事になる。

                        それなら
                        何処かに撮影に行こうかなぁ・・・

                        行くなら
                        奈良の田舎に行って・・・

                        そうだ
                        初日の出に照らされる
                        明日香村なんてのも良いかなぁ・・・

                        除夜の鐘を聞いてから
                        実家を出る事になるなぁ・・・

                        いろいろ考えながら
                        インターネットで調べていく。

                        そして行き先の候補のいくつかを
                        プリントアウトして
                        想像は大晦日の夜へと飛んでいく。

                        仕事を終えて
                        帰宅途中の車の中
                        (おやじ)はある作戦を考え付いた。



                        そして今朝
                        奈良のある民宿に電話した。

                        「大晦日の夜、大人2名の宿泊って出来ますか?」(おやじ)
                        「あとひと部屋だけなら空いていますよぉ〜!」(民宿の人)
                        「じゃぁ、折り返し電話しますから押さえておいてください」(おやじ)

                        何だか胸が躍る。

                        「親父か?奈良で新年を迎えないか?」(おやじ)
                        「奈良?また何でやぁ?」(親父)
                        「朝霧の中の初日の出を見ようよぉ〜!」(おやじ)
                        「何やぁ?山の上からか?寒いやろ?」(親父)

                        どうも(おやじ)のテンションと相反して
                        80歳を超える(親父)の腰は重そうだ。

                        「ダウンコートとか持って無いんか?」(おやじ)
                        「そんなん持って無いぞぉ」(親父)
                        「じゃ、俺の中綿のコートを貸してあげるわぁ」(おやじ)
                        「でも足腰が冷えるやろ?」(親父)
                        「パッチを2枚重ねたら良いやんかぁ〜!」(おやじ)
                        「おう、パッチならいっぱい持ってるわぁ」(親父)

                        段々(親父)の声にも
                        元気が出て来た。

                        そして(おやじ)の想像する
                        朝霧の中から上る初日の出を語る。

                        「でも、天気が悪いかも知れへんやろぉ?」(親父)
                        「そんなことを言うたら何処にも行けへんやんかぁ〜!」(おやじ)

                        旅行やイベントの時の天気は
                        運みたいなもんだ。

                        「車で移動やし、宿の近くから見れるらしいよぉ〜!」(おやじ)
                        「そうかぁ、最近ダラダラと暮らしていたしなぁ〜!」(親父)
                        「どうせ、きよっぺも居ないし、元旦は誰も来ないし・・・」(おやじ)
                        「そうやなぁ、そんな正月もたまには良いかぁ〜!」(親父)

                        今度の新年は奈良の山の上の宿で
                        (親父)と二人きりで迎える事になった。

                        あと何年
                        (親父)と新年を迎える事が出来るのだろうか?

                        だから神様ぁ
                        良い天気で
                        初日の出を迎えさせて下さい。

                        今まで沢山のお願いを言って来たけど
                        聞いてくれない時が多いよね?

                        でも、今度のこのお願いは
                        絶対聞いて欲しいねんっ!

                        裏切ったら
                        お賽銭を減らすからねっ!

                         



                        | - | 14:09 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                        12月20日 日曜日。
                        0

                           
                          最近(おやじ)がハマっている
                          写真サイト



                          自分の実力を
                          少し試してみたくなり
                          コンテストに投稿してみた。

                          以前にも書いたが
                          そのサイトに投稿する方々は
                          熟練した腕の持ち主ばかり。

                          (おやじ)なんて
                          まだまだ鼻たれ小僧。

                          他の投稿作品を見ては
                          自分の力の無さに凹むばかり・・・

                          でも、そこで
                          ある人と出会った。



                          その人の名は
                          (感写さん)

                          愛知県在住の58歳の男性だ。

                          最初(おやじ)は
                          ネットの中で人間関係を構築する気は無く
                          いろんな人からのコメントに対して斜め向きな気持ちだった。

                          でも(感写さん)のコメントには
                          どういう表現が適しているのか難しいが・・・

                          そう、冬の日だまり

                          そんな感じを受ける。

                          そして何処となく
                          感性が似ているような・・・

                          だから(おやじ)が被写体と向き合う時の心境などが
                          何となく(感写さん)に伝わるのだろうか?



                          カメラって凄い
                          撮影者の心境を
                          あの四角い紙に写し込む。

                          でも感性が似ていないと
                          ただの綺麗な写真に過ぎない。

                          その微妙なところを
                          判って貰えると
                          凄く嬉しい。

                          そしてそれを
                          とても暖かい素敵な言葉で
                          コメントして貰うと・・・

                          「おやじぃ、その感写さんに会いたいやろぉ?」(あやのすけ)
                          「男同士でお酒を飲みながら・・・」(おやじ)
                          「良いね、そんな人と出会えてぇ〜!」(あやのすけ)

                          「何をパソコンの前でニヤケてるんですか?」(ほっしん)
                          「いやぁ、また感写さんがコメントをくれてるんやぁ〜!」(おやじ)
                          「だから、寒くてもせっせと撮影に出掛けるんですねぇ〜!」(ほっしん)

                          May not meet anymore; may see again
                          once in a lifetime chance

                          もう会えないかもしれない また会えるかもしれない
                          一期一会


                          今年も残すところあと少し
                          みなさんにも
                          素敵な出会いを・・・


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                          12月19日 土曜日。
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                            前日の再度山のビーナスブリッジでの
                            夕景の撮影が雲に邪魔されて
                            余計に悶々が膨らんだ(おやじ)。

                            だから二日続けて
                            夕景の撮影に店を抜け出した。



                            前日の失敗を繰り返さない為に
                            モコモココートの左右のポケットに
                            カイロを入れて出掛けた。

                            そして急な階段を避け
                            (おやじ)のお気に入りのメリケンパークへ向かった。

                            車を降りて
                            フィッシュダンスホールの横を抜け
                            海に面した公園を歩く。

                            さすがに海からの強い風の
                            骨身に沁みる冷たさの中
                            人影は少ない。


                            カメラの前を邪魔する人が少ないので
                            (おやじ)は膝を着いたり
                            ベンチに上がってつま先立ちしたり・・・

                            いろんなアングルで
                            撮影を繰り返す。

                            (おやじ)のレンズを向けた方から
                            大きなリュックを担いだカップルが近付いてくる。

                            すると彼女と目が合って
                            可愛い笑顔を向けて手を振る。

                            「俺?誰?」

                            お客さんかと思い
                            引き攣りながら笑顔を浮かべる(おやじ)。



                            彼氏が彼女と(おやじ)の行動に気付き

                            「何この男っ?何だお前っ!」(彼氏)
                            「えぇ・・・?」(おやじ)

                            片言の日本語からして
                            中国か韓国のカップルと思われる。

                            「すぐに仲良くするっ!」(彼氏)

                            彼氏の怒りの横で
                            まだ(おやじ)に対して愛想の良い(彼女)。

                            凄く怖い顔で(おやじ)を睨んだまま
                            (彼女)の腕を掴んで連れて行く。

                            いったい何なんだっ!

                            国際紛争って
                            案外こんなところから始まるのだろうか・・・



                            日没まで
                            もう少し・・・

                            (おやじ)は最後の撮影場所を探索しだした。

                            メリケンパークの西側に
                            撮影しながら移動していく。

                            そうだ、
                            オリエンタルホテルに行こう。

                            丁度冷えたからか
                            トイレにも行きたくなって来たし・・・

                            ホテルのロビーへと続く
                            海へ張り出したデッキが撮影には最適だ。

                            (おやじ)は手摺りに身体を凭れさせ
                            レンズを交換してはシャッターを押す。

                            少し雲が多いが
                            観覧車の向こうに沈む夕日に
                            (おやじ)は夢中で撮影する。



                            ホテルからは恋人同士が
                            手を繋いで幸せそうに出てくる。

                            「ねぇねぇ、夕日が綺麗よぉ〜!」(彼女)
                            「なぁ、だからこのホテルに決めたんやぁ〜!」(彼氏)
                            「ありがとう〜!」(彼女)

                            やってられねぇ〜!

                            そうかぁ
                            少し早めのクリスマスを
                            お泊りで楽しんでるんだなぁ・・・

                            ホテルのデッキにも
                            冷たい海風は容赦無く吹き付ける。

                            どんどん手先が冷たくなる。

                            シャッターを押すので
                            ポケットの中のカイロで暖められない。

                            太陽が観覧車の向こう側のビルの影に
                            姿を消していく。

                            最後の名残日が
                            どんどん細くなっていく・・・



                            「あぁ、もう沈んでもうたやんかぁ〜!」(おばさんA)
                            「何言うてるのぉ、あんたが長風呂してるからやんかぁ〜!」(おばさんB)

                            間違いなく関西のおばさん二人が
                            撮影する(おやじ)に近付いてくる。

                            「あんた、何撮ってるの?」(おばさんA)
                            「ちょっと、この人上手やわぁ〜!」(おばさんB)
                            「ありがとうございます」(おやじ)

                            ズケズケと喋り続ける関西弁のおばさん二人が
                            (おやじ)の両側から会話する。

                            まるでステレオ放送で
                            おばさんの関西弁講座を聞いているようだ。

                            「ちょっと、あんたぁ、私らも綺麗に撮ってよぉ〜!」(おばさんA)
                            「ほんま、綺麗に撮ってくれたら百万円あげるわぁ〜!」(おばさんB)
                            「いや、まだ修行の身ですから・・・」(おやじ)

                            大口を開けて話すおばさんの口の中
                            金歯に夕焼けの色が・・・



                            「いややわぁ、冗談に決まってるやんかぁ〜!」(おばさんA)
                            「そんなんじゃ、関西に住めへんでぇ〜!」(おばさんB)

                            いや、大阪出身の
                            神戸在住なんですけど・・・

                            「まぁ、寒い中御苦労さんやねぇ、頑張りやぁ〜!」(おばさんA)
                            「ほんまほんま、頑張りやぁ〜!」(おばさんB)

                            嵐のような会話の間に
                            辺りはすっかりうす暗くなっていく。

                            おばさん達が去っても
                            (おやじ)の耳にはあのだみ声が残る。

                            あぁ、トイレに行こう・・・

                            ホテルのロビーは
                            別世界のように暖かく
                            楽しそうな人達が・・・

                            もうすぐクリスマスなんだ・・・

                            何だか疲れたなぁ・・・





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                            12月18日 金曜日。
                            0

                               
                              コレクションの撮影が無いので
                              (おやじ)は少し余裕が出来た。

                              だから晴れた日の午後は
                              夕景の撮影に行きたくてウズウズする。

                              昨日は撮影に出掛ける気満々で
                              朝からサッサと仕事を終わらせた。



                              丁度2時半過ぎ
                              昼飯も食べずにカメラを抱えて
                              店を飛び出す。

                              「どこに行くんですかぁ〜?」

                              お決まりの(ほっしん)の声を振り切って
                              車を西へと走らせた。

                              向かった先は
                              恋人が愛を深めるビーナスブリッジ。

                              神戸に住む若者なら
                              恋人と必ず行くであろうデートスポットだ。

                              (おやじ)も若かりし頃
                              彼女が出来る度に訪れた。

                              それが今では
                              中綿のモコモコのコートを着込み
                              手には(きよっぺ)から貰った軍手をはめている。



                              駐車場に車を入れて辺りを見渡すと
                              ビーナスブリッジの反対側に展望台へと上がる階段を発見。

                              まだ日没まで時間もあるし
                              急な階段を上って展望台に行くことにした。

                              しかし、本当に
                              急な階段だ。

                              10数段登っては
                              息を切らせて休憩だ。

                              途中で引き返そうかと思うぐらい
                              急で荒れた階段が続く。



                              やっとの思いで頂上の展望台に着くと
                              畳数枚分くらいの開けた土地にベンチが二つあるだけだ。

                              しかも風が強くて
                              体感温度はかなり低い。

                              見晴らしが良いので
                              太陽が沈んで行くのを待つ事にした。

                              でも、雲が多い。

                              遥か彼方に
                              淡路島が見える

                              手が凍え出す。

                              太陽を覆う雲は
                              思ったより意地悪で
                              撮影の邪魔をし続ける。



                              ジッとしていると
                              震えが止まらないので
                              狭い展望台を右や左にウロウロ。

                              救われたのは
                              誰も展望台に上がって来なかった事。

                              だって、こんな(おやじ)が狭い場所で
                              カメラを持ちながら
                              フードで顔を隠してウロウロしてたら異様な光景だ。

                              んで・・・

                              太陽を覆う意地悪な雲は
                              寒さに耐えて待つ(おやじ)に
                              奇跡の瞬間を見せてくれなかった。

                              (おやじ)は暗くなると階段が見えなくなりそうなので
                              早々に撤収して降りて行く。



                              ビーナスブリッジの駐車場には
                              暖かい車内で怪しげなカップルが抱き合っている。

                              羨ましい・・・

                              (おやじ)はビーナスブリッジのレストランのスタッフに
                              物珍しそうな目で見られながら
                              最後の足掻きの撮影をする。

                              こんな寒い日は
                              ビーナスブリッジで愛を深める恋人達の姿も無い。

                              本来夜景で有名なビーナスブリッジだが
                              (おやじ)の指先の感覚が無いので断念。

                              寒い日の撮影は
                              ほんと一人SMプレーをしているようだ。

                              でも、今日も
                              空は晴れている・・・

                              行くのか(おやじ)?
                              どうする(おやじ)っ!

                              | - | 13:44 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                              12月17日 木曜日。
                              0


                                昨日は娘と飲んだ。

                                仕事を辞めて
                                東京から帰ってきて
                                パジャマのままで一日を過ごす。

                                そんな娘に(嫁さん)がキレた。

                                「何でも良いから働けっ!」

                                そしてそのトバッチリが
                                (おやじ)に向いた。

                                「もう、私は限界やわ〜!」(嫁さん)

                                これは一大事だと
                                (おやじ)は(娘)を飲みに誘った。

                                最近仲良しの「黄金屋」の座敷で
                                娘と向かい合った。

                                娘と差し向かいで飲むのは
                                多分始めてだ。



                                いろいろ仕事の話をした。

                                誰もが満点の仕事に就いている訳ではない。

                                嫌なところは目を瞑って
                                良いところだけを見るようにして
                                みんなが頑張って働いている。

                                今、踏ん張らないと
                                本当にダメな人間になっていく。

                                毎日ダラダラ過ごすと
                                どんどん脳みそが腐っていくぞ。

                                娘と話ながら
                                (おやじ)が(お袋)に言われていた事を思い出す。

                                多分、娘も結婚して
                                子供が出来て
                                その子供に同じような事を言うのだろう。

                                そして最後に
                                決め台詞を言う。

                                「今、強い心と弱い心のどっちが勝っている?」

                                (おやじ)は濃い泡盛で酔っぱらい
                                同じような事を繰り返し喋っていた。

                                あぁ・・・父親の威厳が・・・

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                                12月16日 水曜日。
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                                  「ド真ん中のストライクっ、タイプですぅ〜」

                                  先日のクリスマスライブパーティの最中
                                  常連さんが連れて来てくれた女の子から
                                  突然言われた。



                                  驚きと照れ隠しで

                                  「それは、男を見る目が無いなぁ〜!」(おやじ)

                                  影の企画者(Nさん)の友達にも

                                  「たにやん、パリっとして素敵じゃないのぉ〜!」(Nさんの友達)
                                  「惚れると火傷するぜぇ!」(おやじ)

                                  確かに(おやじ)はスーツを着込んで
                                  髪の毛を仲良しの美容室 faire の(JUN☆TA)に
                                  セットして貰って気合いが入ったスタイルだ。

                                  普段はセーターにジーンズ
                                  そして髪の毛はシャンプーして乾かしたまんま

                                  それにパソコン作業で
                                  目がショボショボ・・・

                                  最近、常連さん達から

                                  「ほんま、お爺ちゃんみたいやでぇ〜!」

                                  気合いの入っていない(おやじ)は
                                  老眼鏡の似合うお爺ちゃんと化した。



                                  だから久しぶりにカッコイイと言われ
                                  有頂天な(おやじ)は
                                  恥ずかしげも無く(あやのすけ)に報告。

                                  「でも、私の参加した友達も・・・」(あやのすけ)
                                  「何ぃ?何て言うてたぁ〜?」(おやじ)

                                  どうも日頃(あやのすけ)は(おやじ)の事を
                                  ヨボヨボの豚のお爺さんと言ってたみたいだ。

                                  「無茶苦茶カッコ良いやんって言うてたよぉ〜!」(あやのすけ)
                                  「ほんまぁ?俺もまだまだイケてるなぁ〜!」(おやじ)
                                  「これからは、週に一回スーツ着ればぁ?」(あやのすけ)
                                  「えぇ。。。それは。。。」(おやじ)

                                  20代の頃は
                                  あの俳優(仲村トオルさん)に似ていると言われ
                                  普段から一応カッコを気にしていた。

                                  ところがどんどん手抜きを始め
                                  いつの間にかドップリとお爺ちゃん化。



                                  「ちゃんとムースを塗ってチョイ悪おやじになってくださいよぉ」(JUN☆TA)
                                  「面倒くさいから嫌やぁ〜!」(おやじ)

                                  髪の毛を切りに行く度に
                                  (JUN☆TA)に言われていた。

                                  久しぶりにカッコ良いと言われ
                                  ちょっと考えを直そうかなぁ〜!

                                  「でも、おやじぃ、スキー場での恋は街で醒めるって言うやんかぁ〜!」(あやのすけ)

                                  あのライブのうす暗い中だから
                                  (おやじ)がカッコ良く見えたって事?

                                  これから(おやじ)は
                                  昼間は姿を見せない。

                                  うす暗くなってから
                                  髪の毛にムースを塗って
                                  スーツを着込んでチョイ悪おやじとして姿をさらけ出す。

                                  それはまるで
                                  太った吸血鬼ドラキュラのように・・・





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                                  12月15日 火曜日。
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                                    そろそろ世間の学生達は
                                    次へのステップの為の受験が迫っている?



                                    常連さんの中にも
                                    受験生のお子さんを持つ人もいる。

                                    そして、妹(きよっぺ)の家にも
                                    高校受験の娘がいる。

                                    「将来の為に頑張りなさい」
                                    「将来は何になりたいの?」

                                    親は子供の事が心配で
                                    顔合わすとそんな話になる。

                                    でも高校生になっても
                                    大学に行っても
                                    いったい自分が何になりたいのか判らない。

                                    そんな人が大半だ。



                                    働いてからでも
                                    本当に自分に向いている事やしたい事が
                                    出来ている人って少ないかも・・・

                                    毎日働きながら
                                    まだ迷っている人が多い。



                                    いつだったか実家に帰った時に(お袋)が
                                    カメラの話を夢中で話す(おやじ)に

                                    「あんたがこんなに夢中になった事って今まで無かったよね?」(お袋)
                                    「そうやなぁ、夢中になる事を見つけられへんかったなぁ〜!」(おやじ)

                                    40を過ぎてから
                                    こんなに夢中になれるものが見つかった。

                                    しかも仕事に絡める事が出来るカメラ。



                                    先日のクリスマスライブパーティの時の
                                    古川真帆さんのエンターテイナーぶりを見て
                                    参加者のほとんどが魅了されたと思う。

                                    演技も多少あるだろうが
                                    演技だけではあんなステージは出来ない。

                                    本当に歌う事が大好きだと
                                    参加者に伝わってくる。

                                    本人にしか判らない
                                    沢山の苦労もあっただろうが・・・

                                    古川真帆さんとの雑談で
                                    20歳を過ぎてから歌手を目指したと・・・



                                    夢中になれば
                                    何でも出来る。

                                    夢中だから
                                    ライブが盛り上がる。

                                    そして
                                    みんなを魅了する。

                                    夢中になる事は
                                    真面目に取り組んだ物の中から見つかる。

                                    あのステージの古川真帆さんを見ていて
                                    そんなことを思い知らされた。

                                    受験生のみなさん
                                    真面目に受験に取り組んでください。

                                    そしていつか
                                    夢中を見つけてください。

                                    受験生の親になる人は
                                    焦らせても夢中は見つからないと
                                    辛抱してください。

                                    (おやじ)は風が冷たい今朝
                                    いつもの北山植物園で
                                    時間を気にしながらも夢中になっていた。

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                                    12月14日 月曜日。
                                    0

                                       
                                      昨日はセルフィッシュ主催の
                                      古川真帆クリスマスライブパーティ。

                                      その模様を
                                      お送りします。

                                      ただし
                                      写真の人物のコメントは
                                      (おやじ)の創作ですので・・・



                                      2009X'mas live party
                                      スタート



                                      美人受付嬢のお二人

                                      ねえ、綺麗に撮ってよぉ〜ん!



                                      今日の私たち
                                      どう?どうなのよ〜?



                                      んん、世界で一番
                                      君の事が好きだぁっ!

                                      私はあなたの事
                                      二番目に好きよっ!



                                      まだかなぁまだかなぁ〜!



                                      怪しい二人



                                      生け贄の席とは知らず・・・



                                      えっ?来るの?
                                      こんなに近くまでぇ・・・



                                      噂では聞いていたけど
                                      こんなに凄いとは・・・



                                      ひえぇ〜!横に横にぃ〜!
                                      真帆さんが座ったよぉ〜!

                                      ここで生け贄の席だと気付くが
                                      もう遅い。。



                                      真帆ワールドに
                                      ようこそっ!



                                      あんたもう何杯目?
                                      だってだって美味しいんだもんっ!



                                      だんだんと
                                      引寄せられる魂



                                      怖くないわよぉ〜!

                                      良かったぁ
                                      何にもされなかったぁ〜!



                                      生の真帆さんがぁ・・・
                                      こんなに傍にぃ・・・



                                      魅了され
                                      魂を引き抜かれた人々。



                                      誰だって
                                      真帆ワールドから逃れられない。



                                      エンダァ〜〜〜〜〜!
                                      And I will always love you



                                      モデル師弟コンビ
                                      絆を深めた瞬間



                                      憧れのブランドの
                                      憧れのオジサン



                                      ほらぁ、僕ぅ
                                      マイクは食べられないのよぉ〜!

                                      ま、真帆さん、マイクを突っ込まないでください・・・



                                      腹筋はこのくらいしないと
                                      効かないのよぉ〜ググぅぅ〜!



                                      凄いっ凄すぎるぅ
                                      私にはあんな腹筋出来ないわぁ・・・



                                      圧倒されて
                                      魂も抜けちゃって・・・



                                      だってこんなに素敵なステージなんだもんっ!



                                      楽しいクリスマスライブパーティは
                                      あっと言う間に終演を迎えた。

                                      始めての試みの
                                      クリスマスライブパーティ。

                                      参加された方
                                      ほんとうにありがとうございました。

                                      そして景品の商品を提供して下さった
                                      仲良しのブランドの方々
                                      最後の挨拶でお礼を言うのを忘れていました。

                                      ごめんなさい。
                                      そしてありがとうございます。

                                      だって、緊張してたんだもんっ!

                                      参加出来なかった方
                                      今度は絶対参加するべきです。

                                      そして、古川真帆ワールドを
                                      実体験するべきだと・・・

                                      魂を抜かれるって
                                      案外気持ち良く楽しいかもっ!

                                      次回のセルフィッシュの企画
                                      乞うご期待ください。

                                      本当にありがとうございました。(おやじ)





                                      | - | 16:23 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                      12月13日 日曜日。
                                      0

                                         
                                        昨日は12月12日
                                        親友の(モジャ)のお誕生日。



                                        そして今日12月13日は
                                        妹(きよっぺ)のお誕生日。

                                        それだけじゃない

                                        セルフィッシュの始めての試み
                                        クリスマスライブパーティの日。

                                        朝から(ほっしん)や(あやのすけ)は
                                        頭がモリモリに盛り上がっている。

                                        女っていいよなぁ〜!

                                        面倒くさいだろうけど
                                        ドレスアップが出来る。

                                        二人の頭みたいなのを
                                        (おやじ)がやったら笑われ者。

                                        いや、道も歩けない。

                                        それに(ほっしん)の化粧は
                                        いつもより張り切っている。



                                        (おやじ)?

                                        (おやじ)は15年前に買ったスーツでは
                                        あまりにも不細工だったので
                                        商店街のメンズのお店で新調した。

                                        「凄い胸板ですね〜!」(店員さん)
                                        「もう鍛えて無いからブヨブヨやで〜!」(おやじ)
                                        「いやぁ、これはセミーオーダーじゃないと無理ですよ」(店員さん)
                                        「高いのは無理やで〜!」(おやじ)

                                        そして、数日前にスーツが出来上がった。

                                        出来上がったスーツを試着すると
                                        昔メンズで働いていた頃の
                                        カッコ良かった(おやじ)を・・・

                                        思い出すはずだったのに・・・

                                        やはり落胆。。。



                                        何だろうね?
                                        若さって凄いねぇ〜!

                                        顔の弛み
                                        お腹の出具合い

                                        若かった頃の(おやじ)のイメージが
                                        どこにも見当たらない。

                                        貫禄?

                                        そんなんも無い。。。

                                        あぁ・・・結婚式に出席してきた
                                        田舎のオジサン

                                        そんなイメージだ。

                                        「いやぁ、タニさん、カッコいいですねぇ〜!」(店員さん)
                                        「そんな無理せんでも良いよぉ〜!」(おやじ)

                                        そして、今日の夜
                                        無理した(おやじ)のスーツ姿が
                                        クリスマスライブパーティを笑いの渦に?

                                        あぁ〜〜〜〜〜っ!


                                        因みに本日
                                        セルフィッシュとキャサリンハーネル神戸店は
                                        クリスマスライブパーティの為
                                        6時に閉めさせて貰います。

                                        だから、
                                        早く遊びに来てくださいね〜!

                                        | - | 13:15 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                        12月12日 土曜日。
                                        0

                                           
                                          ずっと前から
                                          通ってくれていた常連の(Hさん)。



                                          男のようなサッパリした性格で
                                          ワンピースを身体に当てて鏡の前に立っても
                                          足は肩幅以上に広げて立つ。

                                          男の人のように
                                          大きく口を開いて笑う。

                                          (ほっしん)からの誘惑メールにも
                                          気持ちが良いくらい反応してくれて
                                          直ぐに来店してくれる。

                                          (Hさん)は虎シマの丸々太った(ウニ)という猫を飼っていて
                                          毎日楽しいブログを書いている。

                                          http://yaplog.jp/unikko/

                                          コメントと(ウニ)の写真が面白く
                                          (おやじ)もよく訪問しては楽しんだ。

                                          「昨日のブログのウニのふてぶてしさ凄いなぁ〜!」(おやじ)
                                          「そうやろ、あの子はいつもあんなんやで〜!」(Hさん)

                                          特別猫好きでも無い(おやじ)だが
                                          (ウニ)のファンになってしまった。

                                          そして(Hさん)が来店する度に
                                          (ウニ)の話題になる。



                                          ところが
                                          毎日続いていた(ウニ)のブログが
                                          突然途切れた。

                                          まぁ、二日酔いや風邪で
                                          更新出来ない日もあると思っていた。

                                          しかし次の日も
                                          また次の日も
                                          (Hさん)のブログは更新されない。

                                          気になって
                                          (ほっしん)がメールを送る。

                                          返事が無い。

                                          まぁ、メールに返信せずに
                                          来店してくれる事が多いので
                                          まだそんなに心配する事も無いだろう・・・

                                          だが、ブログは更新されずに
                                          ひと月経った。

                                          何だか胸騒ぎがする。

                                          仲良くしてくれていた(Hさん)
                                          それとも(ウニ)の身に何かあったのか?

                                          何回か(ほっしん)も(おやじ)も
                                          メールを送ってみたが・・・

                                          (Hさん)に限らず
                                          常連さんとは友達のように接しているので
                                          その人と連絡が取れなくなると心配だ。

                                          「Hさん、どうしたんやろなぁ。。。?」(おやじ)
                                          「ブログも更新してないのが気になるよねぇ〜!」(ほっしん)



                                          と、
                                          今日、突然(Hさん)が来店。

                                          「わぁ〜、もうぉ、どうしてたんやぁ?」(おやじ)
                                          「ちょっと手術をしてねぇ」(Hさん)
                                          「それって、Hさん?それともウニ?」(おやじ)
                                          「私よ、わぁたぁしぃ」(Hさん)

                                          入院手術をしたとは思えない程
                                          肌ツヤも良く元気そうな(Hさん)

                                          「もぉ〜、心配してたんやでぇ〜!」(おやじ)
                                          「ごめんごめん、メールに返信するのも、まぁいいかぁって思ってね」(Hさん)
                                          「まぁ、元気になったんやったら良かったよぉ〜!」(おやじ)
                                          「もう、普通にお酒も飲んで二日酔いしてるしね〜!」(Hさん)

                                          酒豪の(Hさん)が
                                          お酒を飲んでるならもう大丈夫。

                                          (おやじ)の中のモヤモヤが
                                          ひとつ解消された昼下がりだった。

                                          (おやじ)も今日は
                                          二日酔いだ。

                                          | - | 14:35 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                          12月11日 金曜日。
                                          0

                                             
                                            オッサン達の忘年会でも
                                            (おやじ)の写真を褒めてくれる人が・・・

                                            ちょっと気分が良い。



                                            でも、(おやじ)は
                                            自画自賛したりするけれど
                                            本当は落ち込んでいる。

                                            この12月
                                            画像処理の作業が少ない分
                                            今まで買って読んでいない本で勉強しよう。

                                            それに何かのコンテストに応募しよう。

                                            そう思って
                                            たまたま知ったサイトの
                                            2009年秋の思い出というコンテストに投稿した。

                                            はっきり言って
                                            それなりに自信作。

                                            でも、他の応募作品を見ると・・・

                                            凄いのがいっぱいだ。

                                            今までも井の中の蛙にならないように
                                            時々他の人の写真サイトを覗きに行く。

                                            そしてヤラシイ(おやじ)は
                                            初心者の写真を見て
                                            自信を深めたりしていた。



                                            でも、このコンテストのサイトは
                                            ほんと凄い。

                                            会員になって自分の作品を投稿し
                                            他人の作品に拍手というポイントを送ったりする。

                                            (おやじ)も時々
                                            今までの作品を投稿した。

                                            拍手やコメントをくれた人に
                                            お礼のコメントを送る。

                                            そして、その人達の作品も見る。

                                            その人達の作品は
                                            ほんと呆気に取られるくらい凄い。

                                            (おやじ)の作品なんて
                                            その人達の足元にも届かない。

                                            その凄い作品を見ると
                                            脱力感に悩まされる。

                                            なのに(おやじ)の作品を褒めてくれる。

                                            これこそ褒め殺し?

                                            井戸から庭辺りまでは知っていたが
                                            大きな川は池や湖
                                            そして大海原を知らなかった。

                                            そのコンテストのサイトの会員さん達の年齢は
                                            60歳以上の人が多い。

                                            熟練した深みのある写真達
                                            またそれらを撮影出来る時間と腕と余裕。

                                            何を取っても
                                            (おやじ)は力負けしている。

                                            子供を褒める親の言葉のようなコメントに
                                            (おやじ)は舞い上がって落とされて・・・

                                            ちょっと凹み気味。。。

                                            これを良い刺激に出来るのか?

                                            頑張れ(おやじ)
                                            負けるな(おやじ)っ!

                                            あぁ・・・負けちゃいそう。。。







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                                            12月10日 木曜日。
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                                              今日の「おやじのつぶやき」は
                                              夜のオッサン達の生態を生々しくレポートしたもので
                                              登場人物は実在する人物とは関係ない・・・かも?

                                              いやぁ、あるだろうっ!



                                              一次会の鍋の店から
                                              ある一部のオッサン達は
                                              変なテンションで盛り上がっていた。

                                              特に二つに分かれた
                                              (おやじ)の座るテーブルは
                                              聞くに堪えられない言動が飛び交った。



                                              そして午前0時を過ぎて
                                              二次会へと流れるオッサン達は
                                              恐れを知らない。

                                              華やかで金魚みたいな女の子の座ってくれる店
                                              それはオッサン達をもっと変にする。



                                              大きく胸の開いたドレス
                                              その乳房を目の当たりにすると

                                              あの温和なオッサンも
                                              目つきが怪しくなる。



                                              低いテーブル
                                              そして座り心地の良いソファー。

                                              短い丈のスカートから覗く足
                                              オッサン達の大好物だ。



                                              アルコールの力と
                                              深夜の睡魔が
                                              オッサンを異常な行動へと誘う。

                                              隣の女の子が
                                              全て好みに見えてくる。



                                              少し濃いめの香水と
                                              甘く可愛い声。

                                              オッサン達の見境がなくなる
                                              誘惑の甘い罠。



                                              男は子供であれ
                                              大人であれ
                                              オッパイが大好き。

                                              それを知っている女の子は
                                              やっぱりオッサン達の人気者。



                                              お酒の量なんて
                                              考える能力は薄くなる。

                                              そして明日の仕事の事も
                                              考えられなくなっていく。



                                              だから誰かの
                                              「もう一軒行きましょうかっ!」

                                              その言葉についつい
                                              フラフラと流される。



                                              自分の歌う声に酔いしれて
                                              お酒の味も判らなくなる。

                                              次はあの歌
                                              そしてこの歌
                                              歌いまくって大騒ぎ。



                                              睡眠不足で
                                              そりゃ、後頭部の髪の毛も
                                              寂しくなっていく。

                                              でも、そんな悩みは
                                              明日酒が抜けてからの反省だ。


                                              と、まぁ、こんな感じで
                                              昨日の夜も盛り上り
                                              お開きしたのは・・・

                                              今日の朝の5時だった。

                                              また・・・やってしまった。。。

                                              | - | 13:36 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                              12月9日 水曜日。
                                              0

                                                 
                                                神様って
                                                結構、意地悪なのかも?



                                                昨日営業を終えて
                                                大阪で催されている
                                                キャサリンハーネルの展示会に行った。

                                                (ほっしん)と(あやのすけ)が
                                                商品を見ている間
                                                キャサリンハーネルの(カネマツさん)と話し込んだ。

                                                「タニさんとこのホームページは素晴らしいねぇ」(カネマツさん)
                                                「どうしたん?えらく褒めてくれて気持ち悪いでぇ〜!」(おやじ)
                                                「特に写真は素晴らしいよぉ〜!」(カネマツさん)
                                                「そらぁ、ほんま真剣に取り組んでるからねぇ〜!」(おやじ)

                                                褒められるのが苦手な(おやじ)でも
                                                写真の事を言われると
                                                自然に口元が緩んでしまう。

                                                「いや、あの東京のHさんも凄いって言ってたよぉ〜!」(カネマツさん)
                                                「あぁ、あの人ね」(おやじ)
                                                「それで何で○○をしないのかって不思議がってるよぉ〜!」(カネマツさん)
                                                「それは、俺の中で、それをしない美学なんやけどぉ〜!」(おやじ)
                                                「食えない美学なんて要らないでしょっ!」(カネマツさん)

                                                (カネマツさん)が言う○○は
                                                今は言えない。

                                                でも、それをするには
                                                リスクが沢山ある。

                                                そしてそれをするには
                                                写真にこだわる(おやじ)の作業では
                                                とても間に合わない。

                                                だからその○○をしないのだが・・・

                                                でも、いつも頭の中では
                                                それをする方法を何となく考えている。



                                                (おやじ)の考えでは
                                                何かを始める時には
                                                押し寄せる波のようなものが必要だと

                                                例えば
                                                お金と人と場所。

                                                その3つが揃わないと
                                                事を始めると失敗する。

                                                ○○を始めるには
                                                まだ何にも揃っていない。

                                                でも、小さな2つの波は
                                                何となく寄せて来ているような・・・

                                                ふと考える。

                                                11月の末で
                                                2009年のコレクションの撮影が終わり
                                                少し余裕が出来た。

                                                だから暇な時に
                                                景色や花の撮影や
                                                カメラの勉強しようと企んでいた。

                                                他にも今の時期にする事がある。

                                                なのに・・・

                                                (カネマツさん)の言葉で
                                                (おやじ)の頭は○○を始める為の構想でいっぱいだ。

                                                もうっ!!

                                                のん気に撮影に出掛けている場合じゃなくなってきた。

                                                神様っ、(おやじ)には
                                                骨休みは与えてくれないんですね?

                                                どうする(おやじ)
                                                来年頑張ってみるか?

                                                あぁ・・・思い出した
                                                あの占いの本に書かれていた言葉

                                                2010年は
                                                死に物狂いで働く事になる。

                                                この事だったのか?

                                                それは来年の終わりごろに
                                                判るのかも・・・






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                                                12月8日 火曜日。
                                                0

                                                   
                                                  (おやじ)の恋話
                                                  昨日の続き・・・



                                                  松林の中のベンチは
                                                  変な空気が漂っていた。

                                                  二人の間に会話も無いまま
                                                  (ヤッちゃん)は俯いたまま
                                                  (おやじ)は遊歩道の方に目を泳がせたまま・・・

                                                  夕闇が辺りをもっと暗くしていく。

                                                  (どうする?どうすれば良い?)

                                                  (おやじ)の頭の中は
                                                  パニック状態だ。

                                                  周りのベンチのカップル達は
                                                  暗くなったので
                                                  人目を気にせず激しい行動に・・・

                                                  (オイっ、俺っ!しっかりしろっ!)

                                                  「ヤッ・・・ちゃん・・・」(おやじ)
                                                  「・・・」(ヤッちゃん)

                                                  (おやじ)の声は
                                                  緊張からか喉がカラカラだからか
                                                  掠れている。

                                                  勇気を振り絞って
                                                  (ヤッちゃん)の左腕を掴んでいる左手を
                                                  顎へと移動させる。

                                                  そして触れた・・・

                                                  自然に(ヤッちゃん)の身体は
                                                  (おやじ)へ寄り掛かる。

                                                  もう一段階勇気のギアーを入れ直して
                                                  (ヤッちゃん)の顎を少しだけ上げてみる。

                                                  あっ・・・

                                                  (ヤッちゃん)は目を閉じ
                                                  少し唇を尖らせている。

                                                  とっても綺麗な顔だ。



                                                  (ヤッちゃん)の目が開いた。

                                                  その目は何とも複雑な目だ。

                                                  そして徐々に
                                                  目に失望と怒りが・・・

                                                  その目の少し下の(ヤッちゃん)の鼻の中に
                                                  (おやじ)の右手の人差指と中指が添えられている。

                                                  そう、「カトちゃん、ぺ」の状態だ。

                                                  (おやじ)とのキスを覚悟して
                                                  目を閉じて唇を尖らせてくれているのに・・・

                                                  (おやじ)は気が動転して
                                                  思わず自分でもビックリする行動を仕出かした。

                                                  (ヤッちゃん)の鼻息が
                                                  (おやじ)の指を擽る。

                                                  (どうしよう、どうすれば良いんやろぉ・・・)

                                                  (おやじ)は恐る恐る指を
                                                  (ヤッちゃん)の鼻から離す。

                                                  すると目にもとまらぬ早さのピンタが
                                                  (おやじ)の頬っぺたを襲う。

                                                  しかも往復ピンタ。

                                                  その音は
                                                  ハリのある見事な音だ。

                                                  そして、(ヤッちゃん)は立ち上がり
                                                  松林から遊歩道へ出て
                                                  奈良駅の方に向かって速足で歩いて行く。

                                                  ピンタの音で
                                                  周りのカップルはこちらに注目。

                                                  そして、一人取り残され
                                                  呆然としている(おやじ)を見て笑う。



                                                  (何でぇ・・・あんな事してしもうたんやろ・・・)

                                                  (おやじ)はまたそこで悩む。

                                                  追い掛けるべきなのか?
                                                  あとで電話で謝るべきなのか?

                                                  その答えはすぐ出た。

                                                  (おやじ)は(ヤッちゃん)の後を追い掛けて
                                                  奈良駅に向かって走り出した。

                                                  「畜生っ、畜生っ!」

                                                  走りながら
                                                  (おやじ)は叫んでいた。

                                                  ゆっくり歩く観光客が邪魔で
                                                  思うように走れない。

                                                  多分凄い顔で走っていたのだろう。

                                                  前から歩いて来る観光客達は
                                                  (おやじ)の顔に驚いている。

                                                  (ヤッちゃん)の姿は見つからないまま
                                                  奈良駅の改札口に辿り着いた。

                                                  改札口を入り
                                                  京都行のホームまで行くが
                                                  やはり姿が無い。

                                                  追い越してしまったのか?

                                                  もう一度改札口を出て
                                                  先ほどのベンチに戻って行く。

                                                  やはり見つける事が出来なかった。



                                                  家に帰り
                                                  (ヤッちゃん)が帰っている時間を見計らって
                                                  電話をしてみた。

                                                  お母さんが出て
                                                  不審そうな声で不在だと言う。

                                                  自宅に電話を掛けるのは
                                                  一日に何度も掛けられない。

                                                  ある意味
                                                  一日一発勝負だ。

                                                  だから次の日まで
                                                  電話を掛けられないまま
                                                  悶々と過ごす。

                                                  次の日もお母さんが出て
                                                  (ヤッちゃん)は居ないと言われる。

                                                  (思いっきり怒ってるんやろうなぁ・・・)

                                                  今まで電話をして
                                                  (ヤッちゃん)が出なかった事が無い。

                                                  明らかに居留守。

                                                  次の日も
                                                  そして次の日も・・・

                                                  (ヤッちゃん)の声が聞けない
                                                  そして謝れない。

                                                  すると手紙が届いた。

                                                  手紙を開くと
                                                  握りしめたボールペンで
                                                  力任せの大きな文字で

                                                  さよなら


                                                  あれから
                                                  (おやじ)は奈良公園には
                                                  行っていない。

                                                  そして、キスの時
                                                  「カトちゃん、ぺ」もしていない。

                                                  (おやじ)の恋話
                                                  ー完ー







                                                  | - | 12:38 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                                  12月7日 月曜日。
                                                  0



                                                     (おやじ)の恋話
                                                    昨日の続き・・・



                                                    その日の土曜日は
                                                    (おやじ)の人生で一番長い授業に思えた。

                                                    休み時間も
                                                    頭の中は(ヤッちゃん)とのキスの事でいっぱいだ。

                                                    どんな風にキスをしたら
                                                    自然で上手く出来るのだろうか・・・

                                                    歩きながらより
                                                    やはりベンチに座ってのほうが良いだろう。

                                                    待てよぉ・・・

                                                    自分は(ヤッちゃん)の左側に座るべきか?
                                                    いや、右側のほうが良いのでは・・・?

                                                    だって右側のほうが
                                                    自分の右手が自由に動かせる。

                                                    そんな事を想像しながら
                                                    シュミレーションを繰り返す。

                                                    そんなこんなで授業が終わり
                                                    大急ぎで家に帰り
                                                    JR柏原駅まで自転車を飛ばした。



                                                    奈良駅に着くと
                                                    相変わらず綺麗な大きな目で
                                                    (ヤッちゃん)が待っていた。

                                                    普段通りを装うが
                                                    下心がある分会話もぎこちなくなる。

                                                    (おやじ)は会話より
                                                    どこのベンチに座るかを
                                                    品定めするかのようにキョロキョロ。

                                                    遊歩道の周りの松林には
                                                    疎らにベンチが置かれ
                                                    既にカップルが座っている。

                                                    中には彼氏が彼女に覆い被さって
                                                    熱愛ぶりを周りにアピールしているカップルも居る。

                                                    (おやじ)は参考にしようと
                                                    チラチラと横目で覗く。

                                                    (ヤッちゃん)はワザとそっちの現場を見ないように
                                                    話題もクラスで起こった笑い話をする。

                                                    「あっ、あそこのベンチが空いているなぁ」(おやじ)
                                                    「じゃぁ、あそこに座るぅ?」(ヤッちゃん)

                                                    丁度周りのベンチから
                                                    ひとつだけ少し離れた場所に
                                                    都合良く空いてるのを見つけた。



                                                    (おやじ)はシュミレーション通りに
                                                    (ヤッちゃん)の右側に座る。

                                                    会話は覚えていない
                                                    喉がやたらと渇いた。

                                                    左腕をベンチの背凭れの上に置き
                                                    肘の辺りで(ヤッちゃん)の背中の温もりを感じる。

                                                    左手で(ヤッちゃん)の身体を
                                                    抱きしめようとするが
                                                    なかなか勇気が湧いてこない。

                                                    何度も会話で笑わせて
                                                    タイミングを探るが
                                                    大切な勇気が・・・

                                                    そんな事をしているうちに
                                                    少しうす暗くなってきて
                                                    周りのベンチのカップル達の影が重なり出す。

                                                    右側のベンチも左の奥のベンチも
                                                    恋人同士の熱い抱擁と接吻が繰り広げられている。

                                                    (ヤッちゃん)はそれに気付いて
                                                    会話も少なくなり
                                                    膝の辺りに視線を落とす。

                                                    これは、キスを待っているのか?
                                                    それともこの雰囲気を嫌がっているのか?

                                                    (おやじ)には判断する事が出来ない。



                                                    周りの雰囲気に乗っかって
                                                    勢いで(ヤッちゃん)の左腕を掴んだ。

                                                    ビクっ!

                                                    ビックリするくらい
                                                    (ヤッちゃん)の身体が反応した。

                                                    しばらく様子を窺いながら
                                                    カラカラになった喉と
                                                    ガサガサになった唇を気にする。

                                                    (ヤッちゃん)の左腕を掴んでいる手に力を込めてみた。

                                                    「タニさん、少し痛いよぉ・・・」(ヤッちゃん)
                                                    「あっ、ごめん、少し寒いかなって思って・・・」(おやじ)
                                                    「そろそろ帰る?」(ヤッちゃん)
                                                    「えぇ・・・?もう帰らないとマズイかなぁ?」(おやじ)

                                                    どうするっ?
                                                    また次回の時にやり直しか?

                                                    「じゃぁ、もう少しだけねぇ・・・」(ヤッちゃん)

                                                    時間が無い
                                                    焦る(おやじ)。

                                                    心臓の動悸が激しくなってきた。

                                                    会話はもう無い。

                                                    (おやじ)の頭の中は
                                                    「早くキスをしろ」の声と
                                                    「今日は諦めて送っていけ」の声が交互に聞こえてくる。

                                                    (ヤッちゃん)は俯いたまま・・・

                                                    何とも気まずい雰囲気だ。


                                                    と、
                                                    今日はここまで

                                                    焦らしてごめんねっ!

                                                    また明日っ!





                                                    | - | 14:03 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                                    12月6日 日曜日。
                                                    0


                                                      (おやじ)の恋話
                                                      昨日の続き・・・



                                                      土曜日の昼下がり
                                                      初めて会った(ヤッちゃん)の手を繋いで
                                                      (おやじ)は奈良公園への道を歩く。

                                                      何の話をしたかは覚えていないが
                                                      年下の(ヤッちゃん)に対して
                                                      年上の余裕を精一杯見せて歩く。

                                                      松林の中のベンチに座り
                                                      学校の話しや悪友との悪ふざけの話しを喋り続けた・・・

                                                      と思う。

                                                      夕方には奈良駅まで送り
                                                      今度の土曜日のデートの約束をした。

                                                      一週間って
                                                      こんなに長かったっけぇ・・・

                                                      デートまでの数日間は
                                                      毎日台所の横の狭い部屋で
                                                      洗濯機にもたれ掛って長電話。

                                                      話せば話すほど
                                                      もっともっと(ヤッちゃん)の事が好きになる。

                                                      それは(ヤッちゃん)も同じだと
                                                      会話の中から伝わってくる。

                                                      例の(トモちゃん)に対しての気持ちが
                                                      どんどん(ヤッちゃん)へ・・・

                                                      次の土曜日のデートは
                                                      奈良まで迎えに行って
                                                      大阪の心斎橋をウロウロ。

                                                      ある意味(おやじ)のデートスポットだ。

                                                      と言っても
                                                      お金も無いので
                                                      ただブラブラとウィンドウショッピングするだけだ。



                                                      それでもしっかりと(ヤッちゃん)と手を繋ぎ
                                                      人混みの中を歩く。

                                                      (ヤッちゃん)の柔らかな手が
                                                      (おやじ)の手をギュっと握ってくる。

                                                      あぁ・・・幸せだぁ・・・

                                                      (おやじ)のクダラナイ話しを
                                                      一生懸命聞いて
                                                      そして可愛く笑ってくれる。

                                                      次のデートも
                                                      そしてまた次のデートも
                                                      楽しく素敵な日々だった。

                                                      「ヤッちゃんと、どうなってるん?」(おやじ2)
                                                      「上手くいってるでぇ〜!」(おやじ)
                                                      「今度は、ちゃんと手を繋げてるんかぁ?」(おやじ2)
                                                      「当たり前やんっ!」(おやじ)
                                                      「トモちゃんの時より成長したんやなぁ〜!」(おやじ2)

                                                      でも、(おやじ)には
                                                      次なる目標があった。

                                                      それは・・・キス

                                                      いつもデートは賑やかなところを
                                                      手を繋いで歩くので
                                                      キスをするタイミングが無い。

                                                      いろいろ悪い頭をフル回転させて
                                                      (ヤッちゃん)とキスする計画を立てた。

                                                      やはり大阪の心斎橋では
                                                      人目が気になって無理だ。

                                                      じゃぁ原点に戻って
                                                      奈良公園が最適な場所として選ばれた。



                                                      そんな下心を隠し

                                                      「今度の土曜日はどこでデートする?」(おやじ)
                                                      「う〜ん、どこでも良いよぉ、タニさんはどこが良いの?」(ヤッちゃん)
                                                      「そうやなぁ、繁華街も良いけど・・・」(おやじ)
                                                      「人混みもしんどいもんねぇ〜!」(ヤッちゃん)

                                                      ヨシヨシ
                                                      良い感じで奈良公園へ
                                                      話しを持って行けそうだ。

                                                      「少し寒いけど、奈良公園でゆっくり話をしようか?」(おやじ)
                                                      「そうやね、最近のデートで沢山お金使ってくれてるし・・・」(ヤッちゃん)
                                                      「それは気にせんでも良いよぉ〜!」(おやじ)
                                                      「いつもご馳走してくれてありがとう」(ヤッちゃん)

                                                      何て優しくて
                                                      気使いの出来る子なんだろう。

                                                      (おやじ)の少ない所持金の中から
                                                      喫茶店のコーヒー代を出してる事を
                                                      気にしてくれていたんだ。

                                                      あぁ、早く次の土曜日になってくれぇ〜!

                                                      あぁ、早く(ヤッちゃん)に逢いた〜い!

                                                      そして、そして・・・
                                                      目標を達成した〜い!

                                                      土曜日までの数日間は
                                                      今まで以上に長く感じた。

                                                      そして、待ち焦がれた土曜日が
                                                      やっと訪れた。


                                                      そして、ここから先は
                                                      また明日っ!

                                                       

                                                      | - | 13:23 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                                      12月5日 土曜日。
                                                      0

                                                         
                                                        久しぶりに
                                                        (おやじ)の恋話



                                                        高校時代の(おやじ)は
                                                        恋多き青春時代を過ごした。

                                                        友達からは
                                                        「お前、彼女と別れても、またすぐに彼女が出来るなぁ〜!」と
                                                        皮肉とも妬みとも取れることを言われた。


                                                        http://blog.selfish-collection.com/?day=20070418



                                                        でも、この(トモちゃん)と別れてから
                                                        何となく気の抜けた状態の(おやじ)

                                                        そんなある日
                                                        悪友の(おやじ2)が
                                                        妹のクラス写真を見せてくれた。

                                                        「タニはどの子がタイプ?」(おやじ2)
                                                        「う〜んそうやなぁ・・・」(おやじ)

                                                        女子高に通っていた(おやじ2)の妹のクラス写真は
                                                        当たり前だが女の子ばかりで
                                                        どの子も同じように見える。

                                                        と思いながら写真を眺めていると
                                                        一人の女の子が目に留まった。

                                                        「この子可愛いやんっ!」(おやじ)
                                                        「ほんまに?この子が良いかぁ?」(おやじ2)
                                                        「え?可愛く無いか?」(おやじ)
                                                        「ちょっと待っとけよぉ〜!」(おやじ2)

                                                        そう言うと妹を呼びに行った。

                                                        「タニくん、ほんまにヤッちゃんが良いのぉ?」(おやじ2妹)
                                                        「えぇ、何なにぃ?何か悪い事を言うたか?俺ぇ・・・」(おやじ)
                                                        「実はお兄ちゃんのクラス写真を見せたら・・・」(おやじ2妹)
                                                        「見せたら何ぃ?」(おやじ)
                                                        「ヤッちゃんもタニ君の事良いって言うてたよぉ〜!」(おやじ2妹)

                                                        (ヤッちゃん)は目鼻立ちのハッキリした
                                                        正統派な美人だ。

                                                        まさかそんな綺麗な子が
                                                        (おやじ)の事を良いと言ってくれるとは・・・

                                                        「明日学校に行ったら電話を掛けても良いか聞いとくわぁ」(おやじ2妹)
                                                        「マジでぇ〜、どうしよう、ムッチャ嬉しいわぁ〜!」(おやじ)



                                                        こうして(おやじ)は(ヤッちゃん)に電話をして
                                                        ほんとビックリするくらいスンナリと
                                                        付き合いが始まった。

                                                        でも、(やっちゃん)は京都の城陽市に住み
                                                        奈良の女子高に通っている。

                                                        そんなにいつも会える訳では無い。

                                                        それでも次の土曜日に
                                                        奈良駅で待ち合わせてデートする約束をした。

                                                        実家から奈良に行くには
                                                        天王寺まで近鉄電車に乗り
                                                        JR関西本線に乗り換えて行く方法。

                                                        それに自転車で大和川沿いを走り
                                                        JR関西本線の柏原駅まで行って
                                                        そこから電車で行く方法があった。

                                                        (おやじ)は少ないお小遣いの事を考えて
                                                        自転車を使う方法を選んだ。



                                                        デート当日
                                                        昼までの授業は
                                                        ほとんど頭に入らなかった。

                                                        授業が終わり
                                                        大急ぎで家に帰り
                                                        大慌てで着替えて飛び出した。

                                                        あれは春だったか秋だったか
                                                        ゆるい陽射しの中を
                                                        川沿いを息を切らして駅へと自転車のペダルを踏む。

                                                        ところどころ水たまりのある土の堤防を
                                                        (おやじ)は急いだ。

                                                        駅に着き切符を買い
                                                        電車に乗った。

                                                        奈良までの線路沿いは
                                                        民家と畑と田んぼの田舎の風景が続く。

                                                        早く早くぅ〜!

                                                        各駅停車をジレッたく思いながら
                                                        初めて会う(ヤッちゃん)の事で頭がいっぱいだ。

                                                        奈良駅に着いた。

                                                        駅の改札口を抜けると
                                                        あのクラス写真の通りの
                                                        大きな綺麗な目の(やっちゃん)が待っていた。

                                                        「あっ、こんにちは、初めましてぇ・・・」(おやじ)
                                                        「あ、写真のタニさんですよねぇ?」(ヤッちゃん)
                                                        「え、ほんまもんはダメやった?」(おやじ)
                                                        「思ってた通りの人でした」(ヤッちゃん)

                                                        ジッと(おやじ)を見つめる目
                                                        舞い上がりそうな気持を押さえて
                                                        奈良公園に向かって歩き出した。

                                                        (おやじ)は今までの恋愛で
                                                        失敗続きの経験を活かして
                                                        思い切って(ヤッちゃん)と手を繋いだ。

                                                        恥ずかしそうに俯く(ヤッちゃん)の横顔を
                                                        午後の柔らかな日差しが照らしていた。

                                                        夢心地の遊歩道は
                                                        奈良観光の人達が疎らに歩いていた。


                                                        明日に続く・・・かな?
                                                        続くに決まってるなぁ・・・

                                                        | - | 13:48 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                                        12月4日 金曜日。
                                                        0


                                                          朝、洗面所で歯を磨いている(おやじ)に

                                                          「シャワーから出たら運送屋に電話してよぉっ!」(嫁さん)
                                                          「え?俺がするんんか?」(おやじ)
                                                          「ちょっと凄味のある声を活かして怒鳴ってよぉっ!」(嫁さん)



                                                          東京から娘が帰って来て
                                                          その引っ越しの荷物が届かない。

                                                          先月の30日に引っ越したのだから
                                                          もう今日で4日過ぎている。

                                                          「違う運送屋にしろって言うたんやろ?」(おやじ)
                                                          「結局安いからそこにしたらしいのよぉっ!」(嫁さん)

                                                          引っ越しの格安パックで
                                                          3日から10日の間に運ぶという
                                                          変な運送屋に頼んだらしい。

                                                          東京から神戸に引っ越す単身者の少ない荷物では
                                                          大型トラックの荷台いっぱいにならない。

                                                          だから近い日取りで引っ越しする人達の荷物を集めて
                                                          荷台いっぱいになったら運ぶというシステムなんだろう。

                                                          引っ越しの荷物が集まるまでは
                                                          トラックの荷台か何処かの倉庫に置かれているのだろう。

                                                          シャワーを浴びながら
                                                          その運送屋の企画に乗った娘が悪いと
                                                          怒鳴る理由が見つからないと思っていた。

                                                          シャワーを浴び終えて
                                                          リビングに行くと
                                                          早速、(嫁さん)が運送屋に電話した。

                                                          「こっちは3日までに連絡くれるって聞いてますけどっ!」(嫁さん)
                                                          「だから、10日間のいつ届くのかも知らされないのは変でしょっぉ!」(嫁さん)
                                                          「こっちはお金を払った客なのよぉっ!」(嫁さん)

                                                          (おやじ)は出る幕が無いと
                                                          風呂上がりのウーロン茶をのん気に飲んでいた。

                                                          段々と怒りでエキサイトする(嫁さん)の声が
                                                          絶叫に近い叫びに変わっていく。

                                                          固唾をのんで見守る(おやじ)。

                                                          「もう、話しにならんわっ!電話代わってっ!」(嫁さん)

                                                          突然の電話交代要求に
                                                          戸惑う(おやじ)。



                                                          「あっ、もしもし」(おやじ)
                                                          「あのですね、娘さんには説明して契約を頂いたんですけどもぉ。。。」(運送屋)
                                                          「確かにそうなんやろうけど、こっちにも荷物を受け取る準備があるからな〜!」(おやじ)

                                                          逆に荷台が埋まらない場合は
                                                          トラックを走らせる事が出来ない。

                                                          だからお届けの日を
                                                          ちゃんと言えないのだろう。

                                                          「予定では、6日の日曜にはお届け出来ると思うんですが・・・」(運送屋)

                                                          横でイライラしている(嫁さん)に
                                                          指で6日と伝えると・・・

                                                          「なんで、6日よぉっ!今すぐ持って来てっ!」(嫁さん)
                                                          「あの、今日なんかは、無理やね?」(おやじ)
                                                          「正直言いまして、まだ荷物は埼玉にあるんですよぉ〜!」(運送屋)
                                                          「うちの娘は東京から荷物を出したはずなんやけど?」(おやじ)
                                                          「あのぉ、神戸方面の荷物を集める倉庫が埼玉なんですよぉ・・・」(運送屋)

                                                          やはりそうか・・・

                                                          個別に荷物を運ぶより
                                                          同じ方面の荷物をまとめて運ぶから
                                                          割安料金で運ぶ事が出来る。

                                                          「だから、割安企画なんですよぉ・・・」(運送屋)
                                                          「でも、そんなに安くないなぁっ!」(おやじ)
                                                          「と言われましても・・・今日は荷物を運ぶトラックも運転手も居ないんですよぉ・・・」(運送屋)

                                                          カレンダーを見ると今日は4日
                                                          明後日が6日
                                                          ほとんど変わらない。

                                                          「せめて明日とかに届けられへんかなぁ?」(おやじ)
                                                          「少々お待ちください」(運送屋」

                                                          腕組みをしてイライラ絶頂の(嫁さん)が
                                                          (おやじ)を睨みながら

                                                          「明日ぁ〜?今日って言うてよぉっ!」(嫁さん)
                                                          「そらなんぼなんでも無理やろぉ〜!」(おやじ)
                                                          「無理も何も、お金を払ってるんやで、こっちはっ!」(嫁さん)

                                                          これは世に言う
                                                          モンスターゲストだ。

                                                          頭に血が上っている(嫁さん)は
                                                          思考回路が迷走している。

                                                          「お待たせしました、明日土曜日にお届けします」(運送屋)
                                                          「明日で間違い無いね?」(おやじ)
                                                          「何とかします」(運送屋)

                                                          電話を切った後も
                                                          (嫁さん)は納得していない様子だ。

                                                          「格安にはそれなりのリスクがあるでぇ〜!」(おやじ)
                                                          「そんなん聞いて無いもんっ!」(嫁さん)
                                                          「だから、お届け日が曖昧なんやでぇ〜!」(おやじ)
                                                          「娘が理解していない説明をする運送屋が悪いっ!」(嫁さん)
                                                          「コワぁ〜、モンスターゲストやぁ〜!」(おやじ)

                                                          (おやじ)は逃げるように
                                                          家を後にした。

                                                          因みに
                                                          そのやり取りの間
                                                          娘は布団で熟睡していた。


                                                          格安引っ越し屋も(おやじ)も大変だ。

                                                          | - | 14:07 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                                          12月3日 木曜日。
                                                          0

                                                             
                                                            「心配性」



                                                            肝っ玉が小さいのか
                                                            (おやじ)は心配性だ。

                                                            以前、何処かの街の地震の映像が
                                                            テレビで流れていた。

                                                            オフィスの机が揺れ
                                                            上の本棚や書類と
                                                            パソコンもケーブルを引っ張りながら落下。

                                                            その映像が
                                                            布団に入ってからの(おやじ)の頭に
                                                            突然何の前触れも無く浮かんだ。

                                                            セルフィッシュの裏の机のモニターや
                                                            外付けのハードディスクが
                                                            落下するシーンへと変わる。

                                                            ドキドキして
                                                            眠れなくなった。

                                                            モニターやパソコンは
                                                            落下して壊れても
                                                            買い替えれば良い。

                                                            もちろんお金は
                                                            キツイのだが・・・

                                                            でも、外付けに入っている
                                                            資料や画像は・・・

                                                            そう考えると
                                                            もっと動悸が激しくなって
                                                            ますます眠れない・・・



                                                            翌朝、早速
                                                            ジョーシンデンキの(影ちゃん)に相談すると

                                                            「外付けのハードディスクに大切な資料を入れて保管すれば大丈夫でしょ?」(影ちゃん)
                                                            「でも地震が来てハードディスクが机から落下したら?」(おやじ)
                                                            「多分、中身はパ〜でしょうねぇ・・・」(影ちゃん)
                                                            「パ〜?パ〜ってそんなぁ・・・」(おやじ)

                                                            じゃぁ面倒臭く時間も掛るけれど
                                                            DVDに焼き付けるか
                                                            メモリーフラッシュに入れるか?

                                                            「整理するのも大変そうやなぁ〜!」(おやじ)
                                                            「そうですねぇ・・・タニさんの画像の量と大きさを考えると・・・」(影ちゃん)
                                                            「何個のメモリーフラッシュが要るんやろぉ・・・」(おやじ)

                                                            途方に暮れる。

                                                            でも、こうしているうちに
                                                            巨大地震が襲ってくるかも知れない・・・

                                                            大切な画像と資料を
                                                            地震から守らなければっ!

                                                            「外付けのハードディスクをもうひとつ買うのはどう?」(おやじ)
                                                            「まぁ、それなら値段も安く済むし・・・その方法が良いでしょうねぇ〜!」(影ちゃん)

                                                            で、常にパソコンと繋がっている外付けハードディスクと
                                                            全く同じものをもうひとつ買う事にした。

                                                            資料や画像をコピーして
                                                            新しい外付けハードディスクへ移動。

                                                            全ての作業が終わって
                                                            また心配性が・・・

                                                            この外付けハードディスクが倒れたら・・・

                                                            ふと目をゴミ箱に向けると
                                                            外付けハードディスクが入っていた箱が・・・

                                                            そうだ、箱の中に衝撃を和らげる
                                                            発泡スチロールがあった。



                                                            で、新しい外付けハードディスクは
                                                            高校生ラグビーのヘッドギアみたいに
                                                            転倒の衝撃から守られた。

                                                            これで心配事から
                                                            (おやじ)も守られた・・・?

                                                            次はどんな心配事が
                                                            (おやじ)の眠りを妨げるのだろうかっ?

                                                            2009年が終わろうとしているが
                                                            まだまだ眠れない日が続きそうだ。。。



                                                            | - | 14:27 | - | trackbacks(0) | pookmark |
                                                            12月2日 水曜日。
                                                            0

                                                               
                                                              ホームページを開設すると同時に
                                                              コレクションのページを作った。



                                                              カメラの知識も腕も無く
                                                              セルフィッシュの店内で
                                                              店の照明だけでの撮影。



                                                              画質も悪く
                                                              手ぶれの写真もあった。



                                                              そんな写真をインターネットにアップしても
                                                              モデルをしてくれた常連さん達は
                                                              文句も言わず協力してくれた。



                                                              11月29日の撮影で
                                                              2009年のコレクションは終わった。



                                                              ほんとモデルをしてくれた人達
                                                              ありがとう。



                                                              撮影しながら
                                                              いろんな事を学んだ。



                                                              撮影道具の事
                                                              撮影技術の事

                                                              それだけじゃない



                                                              撮影はカメラマンとモデルとの
                                                              共同作業だという事。



                                                              良い撮影が出来るように
                                                              お互いが助け合い協力し合わなければ・・・



                                                              ガチガチに緊張していた人
                                                              逆に軽い気持ちで臨んで失敗した人
                                                              背景紙の上で頭が真っ白になった人



                                                              スタイルが良く見えるように
                                                              空腹で撮影し
                                                              貧血で倒れた人。



                                                              雑誌で目標とするプロのモデルを研究し
                                                              毎回チャレンジしてくれる人。



                                                              それぞれみんなが
                                                              どんどん綺麗に素敵になっていく。



                                                              自信に充ち溢れ
                                                              いい表情になっていく。



                                                              この撮影は
                                                              いろんな意味で素敵な事なんだ。



                                                              2010年のコレクションも
                                                              協力お願いします。

                                                              そしてお楽しみに。

                                                              モデルのみなさん
                                                              お疲れ様でした。

                                                              | - | 14:00 | - | trackbacks(0) | pookmark |
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