今年は
恒例の
初日の出
拝みに
行かなかった
嫁さんが
大晦日から
元旦に
夜勤
以前は
一人で
出掛けたのに
一人の
寂しさや
孤独感
それらを
身にまといながら
撮影する
それは
それで
良かった
なのに
環境が
変わると
人間って
変わるもんだ
日の出を
一人で
撮影に出かけても
つまんない
嫁さんと
出会ってから
気付かない
ままに
感化されてる
嫁さん色
1月5日
今年
初めての
田舎へのドライブ
三田から篠山
そして
能勢への道
もう
何十回も
通うコース
以前から
気になる
看板に
書かれた
能勢温泉
嫁さんは
「別に行かなくて良いよ」
って
言ってたけど
電話で
開いてるのを
確認して
帰りに
ちょいと
ひと風呂浴びた
湯船に
5分程度
浸かるだけ
体中に
血が流れる
ホッカホッカで
車に戻り
愛犬と
嫁さんを待つ
しばらく
してから
ほっぺたを
艶々させて
嫁さんが
ニコニコ顔で
戻って来た
多分
温泉の
気持ち良さ以上に
この
嫁さんの
表情が見たい
そんな
気がする
以前は
温泉なんて
これっぽっちも
興味無かったのに
今じゃ
ドライブに
行く先に
温泉は
無いか?って
探してる
去年の冬
白川郷に
始まって
10か所
2日続けて
温泉に
行ったこともある
人間
変われば
変わるもんだなぁ
【 夢を紡ぐお手伝い 】
神戸の写真家
Photographer fumihiko tani
https://www.tanioyaji-photo.com
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夕日を
追いかけて
カメラを
構えて
あっち
こっち
撮影好きが
シャッターを
押しまくる
水平線に
太陽が
顔を隠す
周りの
カメラマン達は
三脚を
片付け
カメラを
バッグへ
時々
振り返りながら
満足気に
帰路へ
僕は
この後の
時間が好き
何となく
脱力感
何となく
切なさ
何となく
おぼつかない
でも
何となく
心を満たす
赤く
染まり損ねた
空模様
春の黄砂が
コントラストを
緩め
徐々に
色彩を奪っていく
そんな
黄昏時
きっと
この時間の
景色
見る人には
印象が薄い
だから
カメラマン達は
さっさと撤収
それは
それで
分かるんだ
けれど
この時間の
景色に
魅了されること
作品で
伝え切れない
きっと
分かってくれるのは
Mr.Umeno
そして
寄り添って
大口を開けて
あくびしてる君
「良い感じやなぁ」
「そうやねぇ」
「分かってる?」
「分かってるよ ほんで晩御飯はどうする?」
はたして
どうなんだろ?
【 夢を紡ぐお手伝い 】
神戸の写真家
Photographer Fumihiko Tani
https://www.tanioyaji-photo.com/
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いつの間にか
涼しくなってきた
朝と晩
あの日
この日
汗掻いた
蚊に刺された
陽に焼けた
思い出の箱に
ひとつずつ
入っていく
あと
何年
夏を
迎えること
出来るのだろ?
年老いて
歩けなくなった時
思い出の箱を
覗き込んで
頬を涙が
伝うのか?
疎らな歯の
口元を
緩めるのか?
今年の
夏のこと
錆び付かない
ように
色褪せない
ように
大切に
しまい込む
【 夢を紡ぐお手伝い 】
神戸の写真家
Photographer Fumihiko Tani
https://www.tanioyaji-photo.com/
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