今日は火曜日
撮影チャンスの日
先週は甲山森林植物園に行って
神様と出会った
紅葉はイマイチだったので
今日はホームグラウンドの北山植物園へ
いつも撮影する場所じゃなく
隠れ家っぽい北山山荘へ近付いて行く
細道の周りは
覆い被さるように
木々の枝のトンネルが続く
その木の中に
楓の木もあるのだが
紅葉じゃなく黄色やオレンジの葉
それでも
太陽の光線を浴びて
キラキラと輝いている
近付くと
やはり小さな穴が開いている
綺麗な女の人の顔に
ソバカスを見つけたような
そんな感じ
余談だが・・・
でも(おやじ)は
ソバカスの女の人が
何故か好き
北山山荘の玄関の前で
楓の枝を見上げ
背景を気にしながら
パシャ
少しカメラをずらして
パシャ
「ちょっとちょっとここ綺麗じゃないの?」(おばさんA)
「まぁ ほんとぉ」(おばさんB)
「撮影してはるから 邪魔しちゃ駄目よ」(おばさんC)
話し声がするので
振り返る
植物園には似合わない
ド派手はおばさん達が近付いて来た
「ごめんなさいね 騒がしくて」(おばさんC)
「いえ 構いませんよ」(おやじ)
「今年は紅葉が綺麗じゃないらしいけど カメラマンさんどうなの?」(おばさんA)
(おやじ)は枝を見上げ
中途半端に紅葉した葉を指差した
「紅葉には早かったのかしら?」(おばさんB)
「でも もう12月よぉ カメラマンさんどうなの?」(おばさんA)
「本当に綺麗なのは数年に一回らしいですよ」(おやじ)
「ほらね プロのカメラマンが言うんだから間違いないわぁ」(おばさんA)
プロのカメラマンと呼ばれたことを
全く否定しないで
(おやじ)は少しドヤ顔
「ちょっと撮った写真見せてくれない?」(おばさんA)
(おやじ)はカメラのモニターで
それまでに撮った紅葉を見せた
「ほらぁね プロが撮ったらやっぱり綺麗だわぁ」(おばさんA)
「私にも見せてくれる?」(おばさんB)
「私にも見せて」(おばさんC)
(おやじ)の手の中のカメラを囲んで
(おばさん)達の香水が混ざり合い
異様な匂いが漂う
「どうも綺麗なのを見せて頂いてありがとうね」(おばさんA)
そう言って
立ち去った後も
周りには香水の匂いがプンプン
「あの人 有名なカメラマンなの?」(おばさんA)
「あんたがカメラマンって呼んでたんじゃないのぉ」(おばさんB)
「大きなカメラだったからプロだと思ったんだけどぉ」(おばさんA)
(おやじ)とおばさん達の距離が
10mも離れていないのに
大きな声の会話が聞こえて来た
おばさんCが
(おやじ)のほうを振り返り
苦笑いしながら小さな会釈をしてくれた
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